珈琲豆の状態から自分で豆を挽いて、喫茶店のような美味しいコーヒーを淹れてみたい!
そのために必須なのがコーヒーミルです。
しかし、初めてコーヒーミルを選ぼうとすると、たくさんの種類があってどれを選んでいいのかわからないと思います。
- コーヒーミルの種類と特徴が知りたい。
- 失敗しないコーヒーミル選びのポイントは?
このようなお悩みを持つ方に向けて、コーヒーミルの種類や初心者でも失敗しないコーヒーミルを選ぶときのポイントを紹介しています。
種類が多すぎて、どんなものを選んでいいか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
コーヒーミルの種類と特徴
コーヒーミルと言っても、その種類はさまざまで製品ごとに特徴も違います。
- 刃の材質。
- 刃の形状。
- 手動と電動の違い。
- 衛生面の違い。
- 価格帯による違い。
こちらでは、珈琲豆を挽くための刃の材質や形状、手動と電動の違いなど5つにわけて説明していきます。
刃の材質による違い
コーヒーミルで使われている刃には、「金属製」と「セラミック製」があります。
それぞれ特徴が異なりますので、何が違うのかを見ていきましょう。
金属製の刃
刃が鋭く高い切れ味を誇るので、珈琲豆のような小さくて硬いものでも細かい粉状にしてくれます。
また、切れ味に優れているので挽きムラが少なく珈琲豆を均一にすることに優れているのが金属製の刃を使用したコーヒーミルです。
しかし金属ですので、独特の金属臭が気になる方や、刃こぼれが気になる方にはおすすめできません。
長く使い続けるとサビや刃こぼれは気を付けていても中々防げない問題なので、初心者向きというよりはしっかりと手入れの方法も熟知した方に向いています。
価格的にも、金属製の刃を使ったコーヒーミルは高めのものが多いです。
セラミック製の刃
金属にも劣らない硬度で、刃も消耗しにくいことで人気なのがセラミック製の刃を使ったコーヒーミルです。
金属製のものと比べると切れ味が劣ってしまいますが、金属臭や刃こぼれを気にすることなく使用できます。
手入れも簡単なものが多いので、最初はこだわりが無ければセラミック製がおすすめです。
刃の形状による違い
刃の形状は主に3種類にわけられます。
- 臼式・コニカル式
- プロペラ式
- カッティング式
刃の形状は、珈琲豆の挽きの粗さにも関わる重要なポイントです。
臼式・コニカル式
上下2枚の刃ですり潰して珈琲豆を挽く方法を取っているのが臼式・コニカル式です。
すり潰すと言っても、刃の感覚を調整することで「粗挽き」「細挽き」などの切り替えることも可能。
刃が上下2枚となっているので、手入れの面で面倒な部分はありますが、その点を除けば珈琲豆も均一に挽くことができるのがメリットです。
珈琲豆が持つ味本来の味や風味を損なうことなく楽しめるので、いかにムラなく豆を挽けるかは美味しさを追求する上で非常に重要なポイントになります。
プロペラ式
プロペラの形状をした刃が搭載されたコーヒーミルは、価格的にも比較的安価で初心者から玄人まで愛されている形状です。
電動式のコーヒーミルの刃の形状に多く、挽き時間によっては珈琲豆の挽き具合にムラが出来ることもありますが、よほど質の悪いコーヒーミルを買わない限りはそこまで気になるほどではありません。
最初に買うのであれば、プロペラ式が機能性、値段を考慮しても一番おすすめです。
カッティング式
手動式と電動式の違い
コーヒーミルには手動式と電動式の2つのタイプにわかれます。
それぞれどんな特徴があるのか見てみましょう。
手動式のコーヒーミル
あなた自身の手でハンドルを回して豆を挽くの手動式のコーヒーミル。
古くからある喫茶店では、今でもマスターが手動のミルでコーヒーを挽いてくれるお店もあります。
自分で豆を挽くことで、部屋に広がる珈琲豆の香りや音、感触を楽しみたい方には手動一択です。
この珈琲豆を挽く時間が至福のひと時という方もたくさんいます。
また、軽くて小さいものが多いのでキャンプや登山などで使うのもおすすめです。
大自然の中で飲む挽きたてのコーヒーの味を体験してみてください。
ただし、手動なので電動と比べるとどうしても時間が掛かってしまうのと、一度に挽ける豆の量が少ないのがデメリットです。
手間をかけずに、珈琲豆を楽しみたい方には向いていません。
電動式のコーヒーミル
10秒~20秒ほどの短時間で珈琲豆が挽けるだけでなく、たくさんの量を一度でまとめて挽くことも可能。
とても簡単に挽きムラの無いコーヒー粉を作れるので、手動でゴリゴリするのが面倒な方におすすめです。
電動なので、誰が使っても一定レベル以上の挽き具合になるのも大きなメリットですね。
ただ、価格的にも手動と比べると高価なものが多く、サイズも大きなものが多いのがデメリットと言えるでしょう。
珈琲豆を手動で挽くよりも、手間を掛けずに美味しいコーヒーを飲みたい方は電動式コーヒーミルを選ぶと失敗しませんよ。
どちらか迷ったら電動式コーヒーミル
手動と電動でどちらにしようか迷うようであれば、電動式コーヒーミルを選びましょう。
ゆったりとハンドルを回しながら珈琲豆を挽く経験をして欲しいというのが私の本音ですが、まずは珈琲豆から挽いた美味しいコーヒーを手軽に楽しむなら電動式コーヒーミルが圧倒的に簡単です。
電動式コーヒーミルでも挽き方を選べるものも多く、珈琲豆に対してもっと深くこだわりたくなったときに手動式を買っても全然遅くありません。
私は最初に手動式を購入しましたが、早く飲みたい時にすぐ飲めないというのがストレスでした。
休日にゆっくりと手動のコーヒーミルで豆を挽くのは好きなのですが、朝も美味しいコーヒーが飲みたくなり、結局すぐに電動コーヒーミルも購入しています。
迷っているのであれば、まずは手軽に珈琲豆から挽いた珈琲の美味しさを体験できる電動式を試してみてください。
手入れのしやすさ
どんなに高級な珈琲豆を使用して挽いたとしても、そこに前に挽いた豆の残りカスが混ざってしまうと珈琲全体の味を落としてしまいますs。
そのためにも、いかに手入れが簡単で衛生面を保てるかも重要です。
一々細かいところまで専用ブラシを使ってお手入れするのは正直言ってかなり面倒です。
なので、分解して丸洗いできるライプを選びましょう。
「専用ブラシ付き」といかにもお得な感じを出している商品もありますが「お手入れが面倒です」と言っているようなものなので、できるだけそのようなコーヒーミルは避けて購入した方がいいですよ。
値段による違い
手動式の簡単なものであれば1,000円前後で買えますが、プロが使うようなものになると10万円を超えるものまでさまざまです。
平均的なものであれば、3,000円~5,000円くらいの価格帯で選ぶのがコスパ的にもおすすめです。
このくらいの価格帯だと、極端に使えないような酷い商品も無く、人気のコーヒーミルにも手が届きます。
まずはそれくらいの価格帯で購入して、あなたなりのこだわりやより高価なコーヒーミルが欲しくなったら購入してみるのが良いでしょう。
失敗しないコーヒーミル選び3つのポイント
ここまでコーヒーミルによる種類や特徴をお伝えしてきました。
その点を踏まえて、これだけは抑えておきたいコーヒーミル選びの3つのポイントをまとめています。
コーヒーミルを選ぶときの3つのポイント
- 珈琲豆を挽く頻度が多いか少ないか
⇒多いなら電動ミルがおすすめ - 刃の形状
⇒こだわるなら臼式がおすすめ - 手入れがしやすいかどうか
⇒分解して洗えるかも重要なポイント
一番重要なのは、手動か電動かで迷われることが多いと思います。
あなた自身のライフスタイルと相談しながらどちらにするかを決めましょう。
コーヒーミルは手動、電動に関わらず値段の振り幅も大きいので、デザイン性や予算からあなたに合うものを探してみてくださいね。
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